抽出
 1つのハーブにはいくつもの有効成分が含まれています。主に水溶性有効成分(アルカロイド・タンニン・有機酸・粘液室・サポニン・ビタミンC等)と油溶性有効成分(精油・脂肪酸・カロチン・ビタミンE)に分けられます。

ウォッカやワインでの抽出はハーブの油溶性成分が引き出せ長期保存が可能です。また、水溶性にとける水溶成分を抽出するには沸騰したお湯や水を使います。
●抽出液
沸騰したお湯でハーブの有効成分を抽出する方法はハーブ療法の基本の1つであり、抽出液を作っておけば色々な場面で応用できます。
  • 腰の痛み
  • 生理痛
  • 目の疲れ
<ジャーマンカモミールの抽出液〜腰の痛みに〜>
作り方
  • ジャーマンカモミールドライ・・・15g
  • 熱湯・・・400ml
  1. 沸騰したお湯にハーブを入れ10分間蓋をして抽出液をつくる
  2. ザルでこし抽出液にガーゼを浸し、軽く絞ったら患部に塗布する
・人肌にさめたところにビネガー(りんご酢)を10%入れるとリンスとしても使えます。
・冷えた抽出液にガーゼを浸し軽く絞って目の上にのせると疲れ目を癒します。
●浸出油
ハーブの有効成分を植物油で抽出しものを浸出油といいます。
  • 傷に
  • 荒れたお肌のケアに
  • かかとのヒビ割れに
<カレンデュラの浸出油〜しもやけ・あかぎれ・ひびに〜>
作り方
  • カレンデュラ ドライ・・・15g
  • マカデミアナッツオイル・・・90ml
  • 小麦胚芽オイル・・・15ml(酸化防止作用)
  1. カレンデュラの花びらだけをビンに8分目まで入れマデミアナッツオイルと小麦胚芽オイルを加えよく混ぜる
  2. 日の当たる場所で保管し2週間たったらガーゼなどでこす
  3. 2をジャムビンに戻し残りのカレンデュラの花びらを入れる
  4. 更に当たる場所に置き2週間たったらガーゼでこす
  5. 気になるところに塗布する
雑菌が入らないように冷暗所で保管し、3ヶ月以内に使い切る
品名と作成日がわかるようにラベルを貼っておくようにしましょう。
●チンキ
ハーブの有効成分をアルコールで抽出させるチンキは、水溶性の成分と油性成分の両方を含みます。服用した場合にアルコールなので体内への吸収がよく症状に直ぐに作用し、保存が効くなどの利点があります。無水エタノールやウォッカを使いますが、ウォッカを使う場合は果実酒のハーブ版として使用してもいいでしょう。

<ジャーマンカモミールのチンキ〜冷え性に〜>
作り方
  • ジャーマンカモミール・・・10g
  • 40度のウォッカ・・・80ml
  • ペパータオル・・・
  • 遮光スポイトビン
  1. ジャムのビンなどにハーブを入れウォッカを注ぐ
  2. 2週間毎日1回ビンをふる
  3. 2週間たったらペーパータオルでこし遮光ビンに入れ保存する
  4. 白湯に150mlに小さじ1/3のチンキを入れ服用する。
約1年間の保存が可能です。