ハーブ療法とは
 ハーブ(薬効植物)は日本でも世界でも長い間使われてきた民間療法であり、西洋医学が主流になった現代でも、アロエやしょうがは多くの家庭でやけどや風邪の予防として使われています。
 日本で風邪の予防にしょうがを使うように欧米ではカモミールやエキナセアのお茶が飲まれます。それぞれの風土にあったかたちでハーブ(薬効植物)療法は家庭の中に浸透しているのです。
 体に負担をかけることの少ないハーブ療法は体にゆっくり作用し自然治癒力を引き出します。アロマセラピーよりも作用がマイルドで、手軽にできるところが魅力の一つです。
 ハーブを用いてセルフケアすることは、それぞれの症状の原因を知ることによって自分のライフスタイルを見直すきっかけにもなります。
 1つのハーブには、いくつもの有効成分が含まれています。主に水溶性有効成分(アルカロイド・タンニン・有機酸・粘液室・サポニン・ビタミンC等)と油溶性有効成分(精油・脂肪酸・カロチン・ビタミンE)に分けられます。症状に合わせて、抽出方法と利用方法を選ぶことが大切です。

ハーブには大きく分けて3つの効果があります。                               
  1. リラックス・・・神経系に働いて鎮静作用を促すことによって、心と体の緊張をほぐします。
  2. リフレッシュ・・・強壮作用によって、体に活力を与え疲労回復を促すことによって心身を安定させます。
  3. 新陳代謝・・・利尿作用や血液循環を促す作用によって、体の中の老廃物の蓄積を防ぎます。
それぞれに薬効成分の違うハーブは、症状に合わせて使うことが大切ですが、ハーブに共通して坑酸化作用が含まれており、老化の原因になる活性酸素を無毒化する成分が多く含まれています。また、食物繊維を多く含んでいること、ノンカフェインであることもハーブの共通した特徴です。
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ハーブ療法はハーブの薬効成分を体に取込むことをいいますが、症状によっていくつかのやり方があります。
●ハーブティー●
ハーブ療法の中で、一番ポピュラーに使われているのがハーブティーです。ハーブの有効成分は、ハーブティーの立ちこめる蒸気(芳香効果)によって、その微量の芳香成分が鼻から入り、脳に入り穏やかなアロマセラピー効果と飲用による薬理効果があります。また、溶けだした水溶成分にはタンニンやフラボノイド、ビタミン、ミネラル類が多く含まれアロマセラピーで使用する精油だけでは活用できない成分まで体内に取込むことが出来ます。
●美容でハーブ(パック・ローション・軟膏)による利用 ●
ハーブの抗菌作用や収斂作用を利用して主に皮膚の活性化を促します。また肌が弱い方やそれぞれの症状にあわせたお肌のケアに有効なパックや化粧水を作ることができます。
●吸入●
ハーブに熱湯を注ぎ芳香させます。気分が落込みがちな時にハーブの芳香成分を鼻から取り入れます。鼻から入った芳香成分は、呼吸器から肺に入り血液中に溶け込んで体に作用し、また鼻から脳に伝わり神経系に作用します。お部屋全体に芳香させ空気浄化にも利用します。
●お風呂で有効なハーブ●
ハーブの薬用成分を肌から取り入れることができ、蒸気によって穏やかなアロマセラピー効果ができるのがハーブバスです。手軽にできる手浴や足浴でも十分な効果があります。
●抽出●
ハーブの薬効成分を植物油やアルコールなどで抽出させ、マッサージや外傷、服用使います。ウォッカやワインにハーブを漬け込むハーブ酒は治療用の薬酒として造られてきました。これらの抽出方法はハーブの油溶性成分が引き出せ、長期保存が可能です。

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