徳田泰子のホリスティック栄養学

011 「いただきます」と言える子供の食生活

「いただきます」「ごちそうさま」が自然と言える子供の家庭ではバランスのよい食事になっているという調査結果が以前の日本栄養改善学会で報告されたことがあります。

注目されたのは食事のあいさつと規則正しい食生活・健康状態などが関連深いという報告でした。子供達にとって台所は学びの教室です。食材を通して季節感や自然を知り、生きた教材にふれることで観察力や洞察力を養い、料理を作ることで創造力を豊かにし対話が生まれコミュニケーションの必要性を学び、手際よくこなすことで段取りを覚えます。

子供が社会に出たときの社会生活に反映されていくのです。食が体をつくり、健康の大切さを知る、また、食が心を豊かにし、物の有り難さを学ぶのです。家庭は社会生活の最小単位であり、まさに社会生活の基礎はここで作られるのです。

便利になった現代でさえも子供達に伝えられることはたくさんあります。「いただきます」「ごちそうさま」は、毎回の食事で何気なく繰り返される言葉ですがコミュニケーションの始まりでもあり、料理を作る人への最高の労いの言葉だと思います。

「おいしいね」と言って食べる食事ほど心を和ませるものはないですね。今日も笑顔と共に食卓を囲んでください。

食事は毎日の積み重ね。健康も毎日の積み重ね。身近にある食材を利用してより健康に・・・

2002/02

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