022 春の七草?
|
 |
春の七草
(せり、ごぎょう、はこべら、なずな、ほとけのざ、すずな、すずしろ)
お正月明けの1月7日、一年の無病息災を願って食べる行事食として古来から伝わってきた「七草粥」。私たちの生活周辺では見られなくなった野草たちも、最近はセットになってスーパーで売られるようになりました。どんな語源があるのか、どういう風に健康によいのかをみてみましょう。
せり(セリ科)
:血圧降下作用、解熱作用、利尿作用
春の七草の筆頭に数えられた香り高い野草。競り合って成長することから「せり」という名前がついたといいます。独特の香りはミリスチン、カンフェンなどの精油成分によるもので発汗、解熱作用もあります。また、カロチンやビタミンB群とカルシウムなどのミネラルも豊富で冬場のビタミン不足を補うには適しています。
ごぎょう(キク科・別名:母子草=ははこぐさ)
:去痰作用、鎮咳作用、利尿作用
ごぎょうは、母子の人形のこととの説があります。
はこべら(ナデシコ科・別名:はこべ)
:利尿作用、健胃作用
ハコベを青汁にし粉末になるまで煮つめたものに塩を加えたハコベ塩は、歯や歯茎をみがくと歯槽膿漏に効果があるといわれています。
なずな(アブラナ科・別名:ぺんぺん草)
:消化促進、利尿作用、解熱作用
果実の形が三味線のばちに似ていることからぺんぺん草ともいう。ビタミンやミネラルが豊富。
ほとけのざ(キク科・別名:田平子)
:解熱作用、解毒作用、鎮痛作用
葉を広げて田に張り付くように生えることから田平子と、またその形を仏が座っているかのように見立てて「ほとけのざ」と呼ばれている。
すずな(アブラナ科・別名:かぶ)
:消化促進、抗炎症
根が頭のような塊になることから頭=株とよばれている。日本最古の野菜の一つ。大根同様にでんぷんの消化を助けるジアスターゼ、たんぱく質を分解するアミラーゼなどの酵素が含まれていますので胸やけや胃炎などに効果があります。
すずしろ(アブラナ科・別名:大根)
:消化促進、鎮咳作用、去痰作用
食あたりを防ぐ野菜としておなじみ。根の部分には制癌作用の強いリグニンという食物繊維が多い。葉には、カルシウム・鉄分・ビタミンB群などが豊富に含まれています。
七草粥の起源は、中国・江南地方の農民行事として始まり、日本ではもともとは七種の穀物(米、麦、あわ、きび、ひえ、胡麻、小豆)で作られたという説があります。また、現在に伝わる七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ)が使われるようになったのは鎌倉時代になってからだそうです。
お正月は、おせち料理やご馳走で賑わいますが、少々無理した分、胃腸も弱って疲れ気味です。秋から冬にかけて身体の中に蓄えてきた栄養素と紛れ込んで一緒に入ってきた毒素を少しアクのある野草や消化促進や健胃に役立つ野菜の入った七草粥を頂くことで今年1年の健康を願うわけです。皆さんも今年は七草粥を作ってみませんか?
七草粥
(材料)
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ・・・適量お米 1カップ
塩 少々
(作り方)
@ 米を洗い鍋に入れ、水を加え火にかける (初めは強火)
A 沸騰したら、弱火にしさらに20〜30分
(お米は途中でかき混ぜないでください)
B 七草はよく洗った後、かるくゆで、冷水に浸し、水気をきり、細かく刻む
C お米が炊き上がったころ、刻んだ七草を鍋に入れ、塩を加えて数分で出来上がりです。
|
|
2002/08 |
|
|
|