|
血液中にあるヘモグロビンの量が少ない状態を貧血といいます。
ヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ働きをするため、貧血になると酸素不足になる可能性が出てきます。
貧血の大部分は、ヘモグロビンの材料である鉄分の不足する鉄欠乏性貧血です。
鉄分は、食品の組み合わせによって吸収率がかなり異なるという特徴をもっています。
鉄分のこともっと知りたい
ミネラルの一つである鉄は、人の体内総量が4g程度にすぎない微量元素です。
鉄は、腸管における吸収率が低率であるため食品の組み合わせをじょうずに活用することで吸収率を上げることが可能です。鉄は、微量でも毎日必要で、男性は10mg、女性は12mgが1日の目安とされています。また、女性は、妊娠、出産、授乳などで鉄分は不足しがちですので目安量より8mg多く摂取することを目標量としています。
食事のポイント
@ 食事はバランスよくとりましょう
A 鉄分を含んだ食品をとりましょう
吸収されやすい鉄とは?
鉄の中でも、肉・魚などの動物性食品に含まれるのは「ヘム鉄」、野菜・海藻など植物性食品に含まれるのは「非ヘム鉄」と呼ばれます。ヘム鉄の方が非ヘム鉄より腸での吸収率が高いといわれています。
| ヘム鉄:多く含む食品 : 煮干し、うなぎ、レバー、牛肉など |
非ヘム鉄 : 野菜や穀類に含まれている鉄分。動物性たんぱく質(肉、卵、魚など)と
一緒に摂ると吸収がよくなります。
→多く含む食品:ひじき、切干大根、大豆、あさり、ほうれん草、高野豆腐、など
|
B ビタミンB6、B12、ビタミンC、葉酸なども、とるようにしましょう
ビタミンCは鉄を吸収しやすくします
造血効果を高めるためには、ビタミンが欠かせません。中でもビタミンCは、鉄を吸収されやすい形に変えると同時に、体内での鉄の利用を促進するという意味でとても重要です。ビタミンCを多く含む野菜や果物を摂りましょう。
小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜は、鉄分もビタミンCも兼ね備えているので積極的にとりましょう。
| ビタミンCを多く含む食品:柑橘類、海藻類、いちご、小松菜、牛乳 など |
ビタミンB群を多く含む食品:豚肉、ごま、あさり、チーズ、鶏レバーなど
|
C とりすぎは鉄の吸収を阻害する場合があります
緑茶、コーヒー、紅茶に入っている「タンニン」、玄米などに含まれる「フィチン酸」は鉄の吸収を悪くする場合がありますのでとり過ぎにご注意ください。
D 酸味のあるもので胃酸の分泌を高めましょう
料理に使う「酢」、やや酸味のある柑橘類や梅干など胃酸を十分に分泌させて鉄の吸収を助けます。
|