徳田泰子のホリスティック栄養学

032 腸内細菌のことご存知ですか?


食欲の秋。食事の量が増えて腸内の健康は見落としがち。
サプリメントを味方にするのもいいけれど、やはりまずは食べものから見直すことが大切です。

おなかが喜ぶ菌をご紹介しましょう

私達の腸内には約100種類、約100兆個もの細菌が住んでいます。これらの細菌を腸内細菌といい、その中には人体に対する影響からよい働きをする 「有用菌」と悪い働きをする「有害菌」に分けられます。
有害菌はウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(毒性株)などがあり、有害菌が増えると病気の原因となることも少なくありません。
有用菌は、乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)とビフィズス菌などがあります。
乳酸菌が人間の腸の中で働くためには、まず胃液や胆汁の殺菌力に耐え
生きたまま腸内に到達することが必要です。ビフィズス菌をはじめ前述の有用菌は、腸内に生きたまま到達できる乳酸菌で腸内乳酸菌と呼ばれ、腸内で重要な働きをし、健康維持や老化防止に役立ちます。
ミネラルの一つである鉄は人の体内総量が4g程度にすぎない微量元素です。
鉄は、腸管における吸収率が低率であるため、食品の組み合わせを上手に活用することで吸収率を上げることが可能です。
鉄は、微量でも毎日必要で、男性は10mg、女性は12mgが1日の目安とされています。
また女性は、妊娠、出産、授乳などで鉄分は不足しがちです。目安量よりも8mg多く摂取することを目標量としています。

おなかの善玉菌を増やそう

最近は、「オリゴ糖」という言葉をよく耳にします。オリゴ糖=お腹の健康を守るというイメージでとらえておられると思います。では、お腹の健康のためにもう一歩踏み込んでオリゴ糖の働きをみてみましょう。


*オリゴ糖の分類は、人の体の中で消化されるかどうかがポイントです

・消化性オリゴ糖 ・・・ 小腸で吸収 ⇒ 大腸 : ほとんど到達しない
・難消化性オリゴ糖 ・・・ 小腸で吸収されず通貨 ⇒ 大腸 : 吸収

*オリゴ糖が「生きて腸まで届く」には「難消化性オリゴ糖」であることが
 必要なのです。


少し専門的になりますが、難消化性オリゴ糖を口から採ると、胃や小腸では分解されずに大腸に達します。
ここでは、大腸菌や腸内腐敗菌の育成が抑制され、人の消化管内では好ましくないβーグルコシダーゼなどの酵素活動が低迷し、アンモニア、インドールなどの腸内腐敗物質の生産が抑えられるのです。
このように、腸内を良い環境に保つことでカルシウムなどのミネラル吸収効果も促進されるのです。
さらに、最近では、難消化性オリゴ糖の摂取は有用腸内細菌の増殖を、他にも便秘改善、血清脂質改善、血圧改善など様々な体質改善をもたらします。

 

2003/11
[HealthCareトップページ

オルターライフホームへ ナチュラルヘルスケアトップへ