徳田泰子のホリスティック栄養学

035 イソフラボンについて

イソフラボンは更年期障害に有効なの?

更年期障害とは、更年期(閉経前後)にあらわれる多種多様の症候群で自律神経失調症を中心とした不定愁訴を主としています。
発症は更年期の卵巣機能の低下によって卵巣ホルモンの分泌が低下し体内環境が急激に変化することによって「ほてり」「のぼせ」「多汗」「冷え」などの他、様々な症状が認められています。自覚されないものとして近年では、更年期以降の女性にみられる高コレステロール血症を中心とした高脂血症、骨塩量の減少、動脈硬化性変化が注目されています。

女性ホルモンとイソフラボンの関係
女性ホルモンの低下は、生活習慣病に大きく関わっています。女性ホルモンのエストロゲンは、腸管からのカルシウム吸収や骨からカルシウムが過剰に溶け出すのを防ぐ働きをしています。更年期特有の症状は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することに原因があると言われており、イソフラボンを摂取することで更年期障害の症状が改善されることがわかっています。

イソフラボンって?
最近注目を集めている女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする「イソフラボン」はポリフェノール化合物の一種で特に大豆に多く含まれているため「大豆イソフラボン」とよばれることがあります。
食品としての「大豆イソフラボン」は、更年期以降の女性に多い骨粗しょう症の予防や改善への期待が高まっています。身近な大豆製品を利用して毎日の健康に役立ててください。

●イソフラボンを含む食品
  豆腐、納豆、きな粉、豆乳などの大豆食品

豆乳を活用しましょう
豆乳とは、大豆をすりつぶして、豆腐に固める前の乳状の液体のことを言います。昔のイメージの豆乳とは違って、種類も増え飲みやすく調整されたものも多く出回っています。一度試してみてはいかがでしょう?
市販の豆乳は、豆乳(大豆固形分8%以上)、調製豆乳(大豆固形分6%以上)、豆乳飲料(果汁などが含まれている)に分類できます。まだまだ、寒い冬、ほんのり甘いココアを混ぜて豆乳のホットココアや仲間や家族と豆乳鍋などもお試しください。

〜オススメ豆乳鍋はこちら〜
土鍋に、無調整の豆乳を入れ、熱して湯葉を作って食べた後、少しお水を足して白菜や水菜など好きな材料を煮つつ、豚肉などをしゃぶしゃぶして野菜と一緒にポン酢などにつけて食べます。
しめはご飯やそうめんなどを入れ、ポン酢・ねぎなどをかけて食べると最後まで楽しめます。簡単でとても美味しいのでぜひ試してみてください。

更年期障害は男性にもある!?

近ごろは、男性も更年期なのでは?と感じる方も増えてきています。
男性の場合、男性ホルモンである「テストステロン」が減少することにより更年期障害がおこります。
直接の原因は男性ホルモンの急激な減少ですが、その要因としてストレス、食生活の乱れなどがあげられ、増加傾向にあると言われています。
予防として、バランスのいい食生活はもちろんですが、中でもホルモン生成に深く係わっている亜鉛、自律神経の調整に必要なビタミンCやβカロチンの補給も大切です。そして、適度な運動と質の高い眠りもお忘れなく・・・

 


2004/2/2号
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