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2001年5月1日発行

眼精疲労ーあなたの目は大丈夫?

現代日本人の国民病ともいわれる眼精疲労。コンピューターの普及、テレビゲームや携帯端末でのインターネット・メール利用の急激な広まりにより、画面を見る機会が増えています。あなたの大切な目は、疲れを感じていませんか?

仕事でパソコンを使うことにより、身体的疲労を感じている人は、労働者全体の77.6%に上るといい(労働省調査、1998年)部位別にみると、「目の疲れ・痛み」が90.4%「首、肩のコリ・痛み」が69.3%というデータがあります。

イスに座り、画面を見ながら入力などをしていると、首から下はほとんど動かすことがありません。そのため、筋肉の収縮は弱まり、血液が流れにくくなって「静的筋疲労」が蓄積するといわれます。これが、首から肩、背中、腰にかけてのこりや痛みの原因です。

動かないことで疲労やコリが発生する首・肩・腰に対し、絶え間なく動きつづけるのが指と眼球です。漢字変換がある日本人には眼精疲労が多いといいます。キーボードと画面の間で頻繁に視点の移動と視距離の調整がくり返されることが要因です。

通常目を使うと『ロドプシン』(目に入った光の像を信号に変え、脳に伝える役割を持つ)が分解され再生されますが、目を酷使していると、再合成が追いつかなくなり、見えにくくなる、疲れるなどの自覚症状がでてきます。

眼精疲労になるような目の酷使は、意外にも花粉症、生理痛にも関わっています。これは、目の酷使によって骨盤の動きが悪くなることによって引き起こされるようです。
また目や指(まさにパソコンの際、一番使うところ)の酷使が肝臓の疲れにも影響しているといいます。たかが眼精疲労と思わずに、ケアをしてあげることによって意外な効用が(花粉症が直るなど)あるかもしれませんよ。

最適な予防法は、1時間に1度は立ち上がって体を動かしたり、頻繁に遠くをみて目を休ませたり、パソコンなどの使用(画面を見る時間)を短縮し、1日4〜5時間程度に留めるといったことでしょう。しかし、仕事となると、こちらの思うとおりにはなってくれません。そんな方のために、予防法と症状の軽減法をご紹介しましょう。

予防法1−環境を作る
  1. 机の高さを基準に、椅子の高さを調整します。足首、膝、腰、肘のすべての関節が直角か直角よりやや広い角度になるようにすると疲労が少なくてすみます。足が浮く場合は、適当な高さの台を置きましょう。
  2. キーボードの位置は机の奥に置きます。肘が机の上に載らないと、四、五キロもある腕を肩だけで支えることになります。肘から手首までの腕全体が机の上に載せるようにしましょう。
  3. 画面の位置は、人間の目に良いとされる、25度下にあり、25度後ろに傾いている状態にします。また画面と目との距離は40センチ以上離し、文字は大きめにしておきましょう。
  • 画面の調節(前後・左右の向きと高さ)ができるパソコンを選ぶこともポイ ントです。
  • ノートパソコンでは、画面が低くなりすぎ首に負担がかかります。照明の映りこみも、目の網膜を必要以上に刺激する可能性があり、長時間使うのは、デスクトップの方は適しているようです。
予防法2−こんな姿勢で臨む。
背骨に歪みを与える姿勢を続けるのは禁物です。
机では足を組まないようにしましょう。どうしても組みたくなったら、いつもと逆に組みます。椅子に深く腰掛けて、おへその裏側に巻いたタオルを挟んでおくと、背骨本来のS字形を維持できます。

足を組むと骨盤や背骨が歪みます。脳からの命令を身体の末端まで送る神経も歪みにより、圧迫されて命令の伝達を阻害されます。このことにより、身体の自然治癒力が発揮されなくなり、疲労が慢性化することになるのです。
予防法3−壁の色は。
壁の色は、できれば目の疲れにくい緑やオレンジにしましょう。逆に赤や紫に近い青は、避けた方がいいです。

窓があって外を見ることが可能であれば、時々外の風景に目を向けて休ませてあげましょう。

ドライアイの予防にもなるので、目薬をさしてあげることも大事です。

会社でパソコンを使用する人にとっては、環境を変えることは、簡単ではないですね。でも諦めずに提案してみるのもいいと思います。
では、眼精疲労を軽減してくれるナチュラルケアをご紹介します。
1・ハーブティーを飲む。

ハーブの香りは、意識を拡散させて目の疲れからくるイライラの解消に役立ちます。また、利尿作用が乳酸などの疲労物質の排出を促してくれます。 特に、アントシアニンが多く含まれ、目の疲れを回復させるクランベリーと、精神的・肉体的ストレスで消費されたビタミンCを補ってくれるハイビスカス、ローズヒップはパソコンユーザーに向いています。

飲んだ後の温かいティーバックで「アイパック」もおすすめ。2,3分、目上に載せておくだけで血行が良くなり、ドライアイも緩和されます。鈍っている血の巡りをよくするには、冷やすより、温めたほうが効果的です。

2・塩番茶湿布をする。

民間療法のひとつです。番茶には軽い消炎作用があります。程良い温かさが血行をよくし、目の疲労感を和らげるくれます。

  1.湯飲み茶碗に入れた暑い番茶に塩(自然塩)をひとつまみ入れます。
  2.その番茶にガーゼかハンカチを浸し、軽く絞ります。
  3.手当をする目を軽く閉じ、その上から塩番茶を浸したガーゼで湿布します。
  4.湿布が冷たくなったら、取り替えながら15分ほど、続けます。

3・アキレス腱を緩める。

目や頭が疲れるとアキレス腱が緊張して堅くなります。うつぶせに寝てみて、足首が地面から浮いた感じになっていたら、かなり重症。アキレス腱を回すなどして、緩めましょう。足湯で緩めるのも効果大です。

4・ビルベリーを食べる。

ビルベリーとは、ブルーベリーの野生種です。目の疲れや近視にブルーべリーが効くといわれていたことは、ご存知でしょう。ブルーベリーの種類の中で目に対する効果が確認されているというのが、このビルべりー(この一種類だけといわれます)で、アントシニンという成分を多く含みます。

アントシニンは、映像を脳に伝える働きを助けます。また目の血管を強化し、血行を促進して、目に栄養と酸素を送ります。

ビルベリーは変質しにくい粉末タイプか、サプリメント状に加工されたものがおすすめです。


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