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012 2001年12月1日発行
風邪ウイルスを吹っ飛ばせ!
朝晩はだいぶ冷え込むようになり、電車の中でも鼻をすすったり、くしゃみをしたりする人の姿が見られるようになってきました。日本人は年に5〜6回は風邪をひくとか。風邪のウイルスにはいろいろありますが、感染率が最も高いといわれるのはライノウイルス。元気で病気に対する抵抗力があるときは、ウイルスが体に入っても発病しませんが、疲れて体力が落ちていたりすると発病しやすくなります。また、風邪には普通感冒のほかにインフルエンザ(流行性感冒)があります。インフルエンザは普通の風邪よりも症状が重く、地域的・世界的に大流行することがあります。
年末年始は忙しくて疲れが溜まりやすい時期。ふだん健康な人もウイルスの攻撃を受けやすくなっています。予防に力を入れて、21世紀最初の年を楽しく元気に越したいですね。
●こんな場合は要注意
・家族や同僚など近くに風邪をひいている人がいる→マスクをしてもらう
・もともと体力がなく体が弱い→できるだけ人込みを避ける
・もともと気管支が弱い→うがい薬や緑茶などでまめにうがいを
・忙しい日が続いて疲れが溜まっている→睡眠だけでもきちんととる
・他の病気を患ったあとで体力が落ちている→予防接種を受ける
・ふだんから偏食で栄養バランスが悪い→サプリメントを活用する
・気温と湿度が低い環境で生活している→エアコンと加湿器を活用する
●こんなときは早めに対処
・ぞくぞくと寒気がする
・のどが痛い
・咳が出る
・体がだるく少し熱っぽい
風邪の予防・ひき始めに役立つハーブ&サプリを活用しよう!
ネイティブ・アメリカンが民間薬として利用してきたハーブ
ウイルスから組織の健康を守り、感染を防ぐ
風邪やインフルエンザの回復を助ける
医療費が高いアメリカではサプリメントとして常備薬の代わりになっている
*主要成分はアルカミドなど。予防・ひき始めに積極的に利用してみて!
風邪の改善にエキナセアとビタミンCの併用を勧めるドクターもいます。
パスツールが殺菌・抗菌作用を発見
シュヴァイツァー博士は感染症の治療に活用
*強い殺菌作用があるのは硫化アリルという成分。
生食を避け、炒めたり揚げるなどして摂取するほか、エキスもあります。
(ただし授乳中のお母さんにはお勧めできません)
アボリジニが民間薬として利用してきたハーブ
精油成分は気管支や粘膜の炎症緩和を助ける
*有効成分はのど飴などにも利用されているユーカリプトール。
鼻詰まりや咳で苦しいとき、精油をたらしたティッシュを鼻や口に当ててみて!
<プロポリス>
ミツバチが巣の補強や衛生を保つのに使う物質
主要成分のフラボノイドなどがウイルス感染の予防に有効
ドイツなどでは医薬品として広く利用されている
*アルコールで抽出したエキスが普及していますが
味や香りが気になる人は、有効成分を摂り出してタブレットにした商品もお勧め。
ちょっとした心がけが予防につながる
・鼻呼吸を心がけて、ウイルスの侵入や気管が冷えるのを防ぐ
・入浴後は髪をよく乾かしてすぐに寝る
・こたつでうたた寝しない
・うがいや手洗いをまめにする
*お酒を飲んだあとは血行がよくなって、薄着のまま寝てしまいがち。
宴会シーズンはくれぐれも注意しましょう!
●風邪? それともインフルエンザ?
<風邪>
鼻や喉の症状が中心
高熱が出ても一晩で治まる
<インフルエンザ>
ウイルスが血液の流れに乗って全身に広がるため、いきなり40℃近い熱が出る
手足の関節が痛む
全身がだるくなる
吐き気がある
●A型や新型ウイルスに要注意!
インフルエンザは、日本では毎年11月下旬から12月上旬頃に発生が始まり、翌年の1〜3月頃にピークとなり、4〜5月にかけて減少していく傾向にあります。
おもなインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3つで、流行的な広がりを見せるのはA型とB型。
感染力が強く、12月から1月に流行するのはA型です。
A型ウイルスは抗原性を変化させるという特徴があり、ヒトの免疫機構から逃れることができるため、繰り返し流行するという特徴が。一度A型インフルエンザに感染したことがある(免疫抗体がある)人であっても、別のA型系のインフルエンザには感染することになります。
さらにA型は数年から数十年という単位で、まったく新しい型に変身することがあります。これがいわゆる新型インフルエンザウイルス。新型ウイルスの免疫抗体を持っている人はいないため、大流行となります。
*乳幼児や高齢者は予防接種を
インフルエンザ・ウイルスに感染しても、普通は1週間以内で症状が治まります。
ただし、高齢者など抵抗力の弱い大人の場合は肺炎、乳幼児では脳炎などの合併症を起こして入院が必要になることも。厚生労働省の発表によれば、インフルエンザ流行に関連する肺炎死亡数は人口10万人あたり10人を越え、そのほとんどが65歳以上の高齢者となっています。また、インフルエンザに関連すると考えられる脳炎・脳症で死亡する子どもの数は、年間100〜200人に及びます。
WHOは、世界から収集したインフルエンザの流行情報から次のシーズンの流行型を予測し、ワクチンとして適切なものを毎年世界各国に向けて発表しています。日本では、WHOや国内の流行情報などに基づいて、次のシーズンのワクチンが製造されます。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、他の病気で体が弱っている人などは、前もってワクチンを打っておくのが無難です。
●季節の食べ物をたっぷりと
風邪予防に力を発揮するのはビタミンC。
抗酸化作用のあるビタミンEや、粘膜を丈夫にするビタミンAも重要です。
ビタミンCはイチゴやみかんなど、AとEは小松菜、春菊、にんじん、かぼちゃなどにたっぷり含まれています。
つまり、冬の野菜や果物にはもともと風邪予防のパワーがあるというわけ!
季節感というだけでなく、栄養的にも「旬」には意味があるんですね。
果物狩りや鍋パーティーなどを楽しみながら健康になっちゃいましょう!
指や手のひらにかゆみのある湿疹が出たり、乾燥してあかぎれになったりするもの。水仕事で皮脂膜がなくなったところへ、洗剤や石けんの刺激が加わることで出ると考えられています。クリームなどで肌の保湿を心がけるほか、洗い物をするときにビニール手袋をするなど、洗剤や石けんに直接触れないようにすることで予防可能。
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