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013 2002年1月1日発行
風邪をひいてしまったら…
新年あけましておめでとうございます!!
飲食や夜更かしなど、楽しさに任せて生活リズムが乱れがちなお正月休み。日頃の疲れを癒すはずが、逆に体調を崩してしまったという人もいるのでは? 気持ちよく一年のスタートを切るためにも、早めに体をリセットしましょう!
<初期の対策>
●風邪orインフルエンザ? まずは見極めが肝心!
ただの風邪なら数日で回復しますが、インフルエンザだったら一大事。インフルエンザ・ウイルスは体内に入って48時間で全身に行き渡ることから、治療は早ければ早いほどよいと言われています。世間でインフルエンザが流行している時期に突然高熱が出たり、全身の関節が痛むような症状が出た場合はすぐに病院へ!
●うがいと栄養補給で撃退!
市販の感冒薬は風邪による不快な症状(鼻水や喉の痛みなど)を抑えるもので、あくまでも対症療法の一つ。それよりも免疫力アップを心がけて早く元気になりましょう。
*うがい用ティートリー水*
40℃程度の温水にティートリーオイルを1〜2滴落とし、1日4〜5回うがいをする。
ティートリーに含まれるテルピネン4オールという成分に優れた殺菌力があり、咳、くしゃみ、鼻水といった初期症状の段階でまめにうがいをすると、治りが早くなるといわれます。
*亜鉛のサプリメント*
亜鉛は免疫力の維持に欠かせないミネラル。牡蠣、ホタテ、タラコなどの食品やサプリメントで亜鉛の摂取を。
アメリカで行われた実験で、50人に亜鉛入りドロップ、50人に偽薬ドロップを飲ませて比較したところ、風邪の期間が前者は4.4日、後者は7.6日と、亜鉛を摂取したグループのほうが短かったというデータがあります。
*カリンのお酒*
カリンの果実はビタミンCやリンゴ酸などを含有。また、種子に含まれるアミグダリンは、アルコールや熱によって加水分解されるとベンズアルデヒドに変化し、咳止めとして優れた効果を発揮します。
アルコールには血行をよくする作用があるので、発汗促進のためにもカリン酒がおすすめ。焼酎に漬けて半年以上たったものには成分がよく溶け込んでおり、それなりの薬効が期待できます。
お酒が苦手な人や作り置きがない場合は、乾燥果実を水で煮て煎じ汁にしたり、生の果実を水と砂糖で煮てジャムにしたものを利用してもよいでしょう。
●寒気がしてきたら
体内でウイルスに対する攻撃が始まったサイン。これは熱が出る前兆ともいえます。厚着をするなどして体を温め、発汗を促す食べ物を積極的に摂りましょう。
*発汗促進メニュー*
ニラうどん、キムチ雑炊、刻みネギの味噌汁、ショウガ入り葛湯など
<熱が出てきたら>
●すぐに薬を飲むのはNG
発熱は免疫反応によって起こる生理現象。寝込むのを恐れて解熱剤を飲む人がいますが、解熱剤で熱を下げた場合と何もしない場合を比べると、統計的には何もしないほうが早く治るということがわかっています。
熱を10時間以内に下げてしまうと免疫力が十分に発揮されず、繰り返し風邪をひきやすくなるとも言われます。最近は、病院でも発熱を抑えないほうがよいとするようになってきました。
また、解熱剤で熱が下がると無理がきくようになるため、よけいにこじらせてしまいがち。それよりもさっさと布団に入って、一晩で熱を下げてしまいましょう。
●ビタミンCとバナナで回復力を高める
風邪をひいたときは免疫細胞が活発に働いて、ビタミンCがどんどん失われていきます。そのスピードは健康時の約5倍。そこで、風邪のときは1日500mgを目安に数回に分けて摂るのが理想的です。
発熱を促すためにはホットドリンクで飲むのがよく、柿の葉茶やローズヒップティーはノンカフェインのうえ、熱湯でいれてもビタミンCが壊れにくいのでお勧めです。
また、バナナを食べると約24時間で白血球が増加して、ウイルスに対する攻撃力が高まります。そのメカニズムは明らかではありませんが、マウスを使った実験がきっかけでバナナの優れた健康効果が注目されるようになりました。温めた牛乳でバナナミルクを作って飲みましょう。
<高熱が出たら>
●水分補給を忘れずに
発汗が始まったら、体の中ではウイルス撃退が終了したという合図。ただ、即座に熱が下がるわけではありません。特に高熱が出ている場合はぐったりとして食欲がなくなります。こんなとき脱水症状に要注意。寝具が湿るほど多量の汗をかくので、失った量に見合うだけの水分を補給する必要があります。
- 健康時の汗の排泄:1日約500〜1000ml
- 発熱時の汗の排泄:1日約1000ml〜
水分は、真水よりもアルカリイオン飲料で補うのが理想的。汗によって失われた成分をまとめて補給できるうえ、ミネラルがイオン化しているため、体にすばやく吸収されるからです。汗をかいたらスポーツドリンクやアルカリイオン水をたっぷり飲みましょう。
<回復期のケア>
ウイルスに感染してから5〜6日もすると症状が回復しますが、粘膜がウイルスに荒らされた状態なので、別の細菌による二次感染の心配があります。このときにかかりやすいのが気管支炎、肺炎、脳炎、心筋炎など。最近は、咳だけがいつまでも治まらず喘息に進行してしまう「咳喘息」も増えています。
そこでビタミンCを1日1000mgを目安にたっぷり摂って、粘膜の健康を回復しましょう。ビタミンCはコラーゲン(タンパク質)の生成を促進し、ウイルスに荒らされた細胞を修復します。
37度以上の発熱が1週間以上続くときは合併症を起こしている可能性があるので、早めに病院へ! 体力のない小さな子どもやお年寄りは特に注意が必要です。
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