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ナチュラルヘルスケアに関する旬の話題を提供します。

015 2002年3月1日発行

もうすぐ春! 季節変わりのヘルスケア

三寒四温という言葉があるように、日本の春は気候がとっても不安定。花粉は飛びまくってるし、部署の異動や転勤で生活環境も変わるしで、「毎年この時期は調子が悪い」という人も少なくないようです。そこで今月はメンタルケアを中心に、この時期に実践したいセルフコントロールをまとめてみました。

●あなたのココロは元気ですか?

長引く不景気、リストラの影響を受けてビジネスマン・OLを中心に鬱病が増えているのは、報道などで知られているところ。鬱病を原因別に分類すれば、ストレスからくる鬱のほかに昇進鬱や引っ越し鬱といったものがあり、マリッジブルーやマタニティブルーも鬱につながりやすい状態だと言われています。

鬱状態が続く鬱病は単極型といわれ、先進国に多く見られます。アメリカでは5人に1人が、一生のうち一度はかかる病気だとも。日本でも患者数は増加しています。次のうち、当てはまるものが9項目以上あるようなら、放置しておかずにリラクゼーションなどの対策を。

□最近、転勤や結婚など、生活環境に変化があった
□最近、自分または身近な人に病気・事故など不幸な出来事があった
□食欲がない、胃もたれや胸焼けがある
□ちょっとしたことでイライラしてしまう
□何に対しても興味を持てない
□物事に集中できず、根気がない
□気分がふさぎこむ
□口数が減っている
□人に会うのがおっくうに感じられる
□将来に夢や目標が持てない
□体がだるい
□よく眠れない、寝つきが悪い
□おしゃれをする気になれない
□漠然とした不安がある
□朝すっきりと起きられない、寝覚めが悪い
□急に寂しさや孤独感に襲われる
□過去のことについてくよくよ考えてしまう
□急に泣き出してしまうことがある

●疲れを溜め込まないために

  • 仕事は家に持ち込まない
  • 残業するなら、まずは少し休憩を
  • いい意味で「いい加減」になる
  • 睡眠不足を放置しない
  • あいた時間を趣味やリラクゼーションに
  • デスクワークの疲れには適度な運動が効果的

●リラクゼーションを楽しもう

<香りでリラックス>

嗅覚は、おもに脳の大脳辺縁系という部位に支配されています。大脳辺縁系は、情緒や欲動、記憶のコントロールも行っているため、香りを嗅いだ瞬間に「いい香り」「不快な香り」というように、即座に感情に結びつきます。アロマセラピーで使うアロマオイルの中で、神経を鎮静させる成分が含まれていると言われるのは以下のようなもの。

ラベンダー…ドイツの哲学者、ルドルフ・シュタイナーも心の不調を癒す効果があると、利用を勧めていた香り。毎日のリラクゼーションに。

イランイラン…神経を興奮させるホルモン、アドレナリンの流出を抑制する香り。不安やショック、恐怖感などのあるときに。

クラリセージ…幸福感をもたらす香り。不安によるパニックがあるときに。

スイートオレンジ…抑鬱的な気分になったときに元気を与えてくれる香り。

ローマンカモミール…ホルモンのバランスを調整してくれる。ストレス、不安、緊張があって夜ぐっすり眠れないときに。

ゼラニウム…神経系の強壮剤になる香り。不安と抑鬱を鎮めて心のバランスを取り戻させてくれる。

サンダルウッド…緊張と不安を和らげる香り。神経が興奮して寝つけないときに。

「使ってみました」(健康ライター・へるす姉さん)
気持ちがふさぎ込んで将来に夢が持てないようなとき、スイートオレンジの香りを嗅ぐと、なぜか気分がポジティブに。また、サンダルウッドはせかせかと追われるような毎日を過ごしているときに嗅ぐと、本来の自分を取り戻せるような気がします。香りを嗅ぐことに加えて、人にマッサージをしてもらうとタッチセラピー効果がプラスされて心身のコリがほぐされます。

<音楽でリラックス>

ある研究機関で行われた研究で、「ポップス音楽では楽曲に合わせて脳波の変化が見られ、覚醒状態が長い。クラシック音楽では、楽曲の変化に関係なく入眠初期状態(α波が出る状態)への移行が容易である」という結果が報告されています。ストレス発散にはカラオケ、ぐっすりと眠りたいときにはクラシック音楽をかけるのが効果的といえそう。

<色でリラックス>

色刺激によって人間の脳波に様々な反応が出るということがわかっています。 この作用を心の治療に利用しようとするカラーセラピーが、1970年代以降のアメリカで注目されるようになり、刑務所の無機質な壁をピンク色に塗り替えたら囚人がおとなしくなった等、様々な症例が科学に裏付けられてきました。

現在では世界中に20を超えるカラーセラピーの手法が存在しますが、中でも83年にイギリスで生まれたオーラ・ソーマは人気があり、日本にも紹介されています。2層の色の組み合わせによるボトルの中から気になるものを選ぶだけで、自分の「表」の顔と「隠れた」顔を知ることができるというもの。色を心のコントロールに生かしてみませんか?

<鍼灸でリラックス>

東洋医学では、ストレスを生命力(自然治癒力)を衰弱させる主要原因と捉えます。ストレスを緩和する治療法の一つとして鍼灸治療があります。手の「合谷」というツボに鍼をしたときの脳波を測ったところ、α波の著しい増大が観察されたという研究報告があります。

■今月の絞り込み情報:花粉症の目のかゆみ

花粉症でお悩みの皆さん、目のこすり過ぎには要注意! 目を強くこすってしまうと、角膜を傷つけてしまう恐れが。まぶたを何度もこすると筋繊維が切れて、まぶたが腫れぼったくなってしまうことも!

外出時は花粉よけのメガネをかけるのが基本(普通のメガネでも、かけないのとかけたのでは全然違う)。外出から帰ったら、目を洗ってかゆみのもととなる花粉を洗い流します。塩素を除去した水で洗うか、耳鼻科などを通じて生理食塩水を入手するといいでしょう。


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