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018 2002年6月1日発行
歯のケアと口臭対策
6月4日は「虫歯の日」。というわけで今月は虫歯予防を中心に、歯周病や口臭など、お口まわりのヘルスケアについてのお話です。
●歯の寿命は?
---------> 48年から63年
●歯がなくなる原因は?
---------> 約50%:歯周病 約37%:虫歯 約13%:その他

日本人は50歳を過ぎた頃から歯を失う人が多く、80歳で残っている歯は平均わずか
5本! このため、80歳になったとき最低20本は歯を残そうという「8020運動」が
提唱されているんです。
●歯の二大疾患を予防しよう!
/////虫歯/////
・犯人はストレプトコッカスミュータンス(口の中に存在する細菌)
これが他の菌とくっついて口の中に入ってくる砂糖を分解して酸を作り、歯を溶かします。
・大人の虫歯は歯ぐきとの境目にできやすい
進行が遅く、表面が黒くなっているわりには、歯の質は軟らかくなりにくい。
歯垢の磨き残しや、噛み合わせによる力の集中、歯ブラシの誤った使用方法などにより、歯と歯ぐきとの境目にくさび状のへこみができて、これが虫歯になりやすくなる。
・予防法
歯間ブラシや糸ようじなどを使って、歯の間の歯垢まできれいに取る。
フッ素配合の歯磨き粉などを使って、歯の質を強化する。
キシリトールで虫歯菌の増殖を予防したり、歯の再石灰化を促す。
虫歯になりにくい「特定保健用食品」を活用する。
!親知らずも虫歯の原因に
親知らずは早い人で10代後半、遅い人では20代後半に生えてきます。
噛み合わせのない親知らずが虫歯になったり、隣の歯が歯周病になるなど、トラブルの原因に。
/////歯周病/////
・大人の80%が罹患
大人の80%は歯周病にかかっているといわれます。原因は歯垢や歯石。
特に多いのが「成人性歯周炎」といわれるもので、30代から始まってゆっくりと進行します。初期は歯磨きの際に出血がある程度ですが、進行すると歯ぐきが腫れて、膿が出るほか、歯がぐらぐらして抜けてしまうことも。口臭の原因ともなります。
・セルフチェックをしてみよう(YESが3つ以上あったら、歯周病の可能性あり)
歯ぐきがムズムズする感じがある
朝起きた時、口がネバネバする
常に口臭がある
歯みがきなどで出血する、腫れる
食べ物が歯にはさまる
固いものが噛めない、噛むと痛い・出血する
歯ぐきがピンクではなく、赤や赤紫になっている
虫歯がないのに、冷たいもの・熱いものがしみる
歯ぐきを指で押すと、ぶよぶよして血やウミなどが出る
歯が少しグラグラする
・予防法
定期的に歯科で検査を受け、早めに発見すること。歯垢や歯石をきれいに取り除くなど、プラークコントロールを心がけることで回復します。
「使ってみました」(健康ライター・へるす姉さん)
100円ショップで歯石を取る器具を発見し、さっそく購入。ところがボディがプラスチックでできているため2回使っただけで壊れてしまい、歯石もあまり取れず。そこですべて金属でできたもの(1980円)を改めて購入したところ、しっかり使えて気持ちよく取れました。
仕事中は眠気覚ましを兼ねてキシリトール入りのガムを噛むようにしていましたが、そのせいか奥歯の詰め物がポロリ(本末転倒)。慌てて歯医者さんへ行ったところ、「歯並びが悪くて奥歯に相当な負荷がかかっている」と指摘され、一点の曇りもないはずの私の将来に一瞬暗い影が差したのでした。歯並びには自信を持っていたのに(-_-;)。皆さんも過信せずに歯科でチェック受けてくださいね。
●お口まわりの気になる用語をチェック!
| 歯垢 |
細菌が集まったもの。やがて歯石に。 |
| 歯石 |
歯垢が石灰化したもの。やがて虫歯・歯周病に。 |
| フッ素 |
ミネラルの一種。フッ素に虫歯予防の効果があることが偶然に発見され、現在、約60カ国で水道水にフッ素が添加されている(日本はまだ)。 |
| キシリトール |
天然の糖アルコールで、虫歯菌の増殖を抑えるほか、歯のエナメル質の再石灰化を促進することなどが研究によって明らかになっている。 |
| プラークコントロール |
プラーク(歯垢)を落として付きにくくすること。 |
●口臭は病気のサイン!?
・寝起きなど
寝起きの口臭は食べ物のカスが腐敗して出るもの。唾液には殺菌力があるので、食事中など唾液の分泌が盛んなときには口臭がしにくい。
・食後
にんにくなど、香りが強いものを食べたあとに臭う。アルコールの場合は内臓で分解されたアセトアルデヒドが肺から吐き出されて臭う。歯磨きで消すのは難しい。
・虫歯や歯周病によるもの
歯磨きをしても口臭が取れない場合は、虫歯や歯周病の可能性が。
・内科系の病気によるもの
胃の疾患や呼吸器疾患、糖尿病や腎臓疾患などで生じる。胃が悪い場合は臭いゲップが出ることが多い。
●効果的な口臭予防は?
- 食後はきちんと歯を磨いて、歯垢をきれいに取り除く。
- 外出先などで歯磨きができない場合は、うがいだけでもする(洗浄液を使う)。
- 酸味のある飴やガムなど、唾液の分泌をよくするものを口に含む。
- 緑茶に消臭効果があるので、緑茶を飲む。
- 口で呼吸すると唾液が渇いて口臭がしやすいので、鼻呼吸を心がける。
これらの努力をしても口臭がひどい場合は、内科で相談してみてくださいね。
自分の歯並びに合ったプラークコントロールを身につけて、"8020"を実現したいものです!
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