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019 2002年7月1日発行
日焼けのアフターケア
気象庁に言われなくても体で温暖化を感じるここ数年の猛暑。
それもこれも、地球のはるか上空にオゾンホールができてしまったせい。
遺伝子にダメージを与えるというUVB(紫外線B波)も増加しているんだって。
健康を守るために、日焼けの予防とアフターケアは抜かりなく行いましょう!
●日焼けが体によくないのはどうして?
小麦色の肌には外で元気に遊んでいるというイメージがありますね!
色白の子どもは「もやしっ子」などと言われるほどで、
ひと昔前まで日焼けは健康的でよいことだと思われていました。
ところがオゾンホールの出現で、日焼けのリスクが囁かれるようになってきました。
<紫外線の4大悪>
- シミ、シワを増やす:肌細胞の遺伝子を傷つけたり、コラーゲン破壊酵素を増やして、シミ、シワをできやすくする。
- 皮膚ガンの原因になる:傷ついた肌細胞の遺伝子がきちんと修復されないと、皮膚ガンになることが。
- 免疫力を低下させる:免疫機能にかかわる肌細胞が傷つくと、ヘルペスなどの感染症にかかりやすくなる。
- 白内障の原因になる:角膜が傷つくと角膜炎に。また、老化現象の一つといわれる白内障が早期に起こりやすくなる。
>>>>>オゾンホールって?<<<<<
1985年、南極で成層圏のオゾンの濃度が通常の半分程度まで減るという
「オゾンホール」の存在が発表されました。
オゾンホールは年を追うごとに大きくなっており、オゾンの破壊が起こりにくいとされてきた北極でも96年にはオゾンの減少が観測されています。
>>>>>オゾン層の回復には時間がかかる<<<<<
オゾン層は地球に降り注ぐ太陽光線の中の有害なUVBを吸収する役割を果たしています。
オゾンホールのおもな原因はエアコンや冷蔵庫の冷媒などに使われるフロン。
95年にフロンの生産が全廃されるなど、世界規模で対策が進められていますが98年には南極上空で過去最大規模のオゾンホールが観測されておりオゾン層が完全に回復するにはまだ時間がかかりそうです。
そして、オゾン層が薄くなる夏は最もUVBに気をつけなければならないシーズンなのです。
!!!!!!!!7月・8月はUVBが最強になります!!!!!!!!!
●日焼けすると赤くなる人は要注意
日焼けすると、すぐに赤くなってヒリヒリする人と、あまり赤くならずに黒くなる人がいます。
UVケアやアフターケアが特に重要なのは、すぐに赤くなる人。
大学の医学部などで行われた調査によって、次のようなことがわかっています。
・赤くなる肌の人は強い紫外線に弱い。
・赤くなる肌の人はシミが増えやすい
すぐに肌が黒くなる人は、天然のサンスクリーンともいえるメラニンがもともと多いので
紫外線への抵抗力が強いのです。とはいえ、このような肌タイプの人もケアは忘れずに!
●うっかり日焼けをしてしまったら?
>>>>>肌が赤くなったり、ヒリヒリしたら<<<<<
- 保冷剤で冷やす。
- アロエエキスの入ったローションを塗る。
(アロエには炎症を抑える働きがあります)
- 炎症を抑える薬品を使う。
(ステロイドを配合したものなどがあります)
>>>>>シミ・しわが心配なら<<<<<
次のような成分が入った美白コスメなどでしっかりケアする。
- AHA:αヒドロキシ酸。角質を薄くして、ビタミン剤の浸透をよくする。
- レチノール:ビタミンAのこと。紫外線のダメージで衰えた肌を活性化する。
- コウジ酸:シミの治療にも使われる美白成分。化粧品には1%程度配合。
- ルシノール:メラニン生成抑制効果のある美白成分。
- ビタミンC:メラニン色素の生成を抑える。ビタミンCよりもビタミンC誘導体のほうが肌への吸収率が高い。
- エラグ酸:メラニンを作るチロシナーゼの働きを抑える。
- 甘草:油溶性の甘草にはチロシナーゼの生成と働きを抑える働きが。
- 火棘(かきょく)エキス:メラノサイトを刺激するヒスタミンの働きを抑制。
- カモミラET:メラニンを作るエンドセリンの働きを抑える。
効果の高いサンスクリーンを使ったときは、専用クレンジングでしっかり落とすことも忘れずに。
●ピーリングにはどんな効果があるの?
何かと話題になることの多いピーリング。シミや黒ずみ、目の下のクマが消えると思っている人も多いようですが、実際はちょっと違うのです。
ピーリングは、古くなった角質層を取り除くものなので、ピーリングだけでシミや黒ずみ、目の下のクマがきれいに消えるということはなかなかないようです。
短期間に何度もピーリングをすると、逆にお肌にダメージを与えてしまうので要注意。
>>>>>日焼け前のお肌に戻すには?<<<<<
ピーリングで角質層を薄くして、美容液の浸透力を高める
↓
美白美容液をつける
↓
シミができたところにはスポット用の美白美容液を重ねづけする
●飲む美白剤でダブルの効果を狙う!
飲む美白剤といえばビタミンC。「ビタミンCのサプリメントを飲み続けたらいつの間にかシミがなくなってびっくり!」なんていう話も。
特にチェックしたいのは、システインという成分が添加されたビタミンCサプリ。
システインはアミノ酸の一種で、メラニンができるのを抑える働きがあります。
製薬会社が全国22の医療機関でまとめたデータでは色素沈着の改善率が72.3%だというから、期待大です!
「日焼けするとすぐシミやそばかすができちゃう」という人は体の中からもケアをしてみてね。
●注意が必要なシミ・ほくろ
シミやほくろに、気になる変化はありませんか?
- シミやほくろの大きさが大きくなってきた。
- シミやほくろの形が変わってきた。
- ほくろの形がいびつで、色にムラがある。
こんな場合は皮膚ガンの可能性が。皮膚ガンは紫外線がよく当たる場所に発症します。
しだいに潰瘍化する「基底細胞ガン」と、全身に転移して命を奪う「悪性黒色腫」があります(割合として多いのは基底細胞ガン)。おかしいと思ったら皮膚科を受診してみてくださいね。
地球の環境がちょっとずつでも良くなることを祈りつつ、UVケアと美白を根気よく続けましょう!
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