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020 2002年8月1日発行
夏の冷えを予防しよう!
亜熱帯化しているともいわれる日本の夏。オフィスでも家庭でも、悩みの種となるのが自分と他の人との体感温度の違い。こっそり設定温度を上げておくと、いつの間にかまた下がってる。全国各地で激化する攻防戦。
夏の冷えは自分の努力だけではなかな防げない。だから毎日のセルフケアが大事なんです。
●どんな状態を冷え症というの?
一般に、体の一部に冷えを感じることが慢性化している状態のこと。
(「冷え症」という病名はない)
●どうして冷え症になるの?
1.自律神経のバランスが崩れている
- 交感神経>>>>>>血管を締め、神経を興奮させる。
- 副交感神経>>>>血管を緩め、神経をリラックスさせる。
交感神経の働きが優位になると、血管が締まりっぱなしになります。
すると血液の流れが悪くなって冷えを感じるようになるといわれます。
寒さやストレス--->交感神経の働きが優位になる--->血管が締まり、血行が悪くなる
2.血液の循環が悪くなっている
- 心臓>>>>>>血液を送り出す
- 血液を押し戻すのをサポートする>>>筋肉
この2つが弱いと、血行不良から体が冷えやすいといわれます。
もともと手足の先は血管が細く血液が流れにくいのですが、血行不良になると手足の先の血管にほとんど血液が流れなくなってしまいます。こうなると、いくら温めてもなかなか温まりません。
血行不良の状態が続く--->手足の先の毛細血管に血液が流れにくくなる--->慢性的な冷え
3.陰性の体になっている
東洋医学では冷え(陰)のエネルギーが体に入った状態を「邪気」と呼び清涼飲料水や生野菜、果物は陰性の食べ物なので、体を冷やすといわれます。
<陰性の食べ物>
香辛料
ナス、トマト、キュウリ、ジャガイモなどの生野菜
メロン、ブドウ、スイカ、桃などの果物
白砂糖、蜂蜜、清涼飲料水、化学調味料、アイスクリーム など
陰性の食べ物に偏った食生活--->体が陰性になる
●あなたの平熱は?
通常、ヒトの体温は37℃前後に保たれています。
しかし、平熱にも身長や体重と同じように個人差があります。
ここ数年、平熱が35℃台という低体温の人が増えています。
/////増えている低体温/////
日本体育大学で行われた調査によると、
1930年代には、体温36℃以下の低体温児童は男子3.64%、女子4.64%だったのに対し、1991〜2年の調査では、男子10.6%、女子14.1%に急増したとのこと。
中学生の1日の体温も、朝は35.5℃で昼は37.4℃など、大きく変化して安定せず、体内で熱を作ったり放出する力が弱まっていると指摘されています。
/////汗をかかない生活が機能を低下させる/////
体温調節機能に関わりの深いのが汗。
人間の発汗は、運動や、気温の上昇、風邪の発熱などによって起こります。
これは、汗の水分によって体を冷やし、体温を36.5度前後に保つためです。
子どもを中心に低体温の人が増えたのは、エアコンが普及したことで常に血管が収縮した状態となり、自律神経の働きが低下したためではないかと考えられています。あなたは最近、流れるような汗をかいていますか?
なお、地球にも健康にもやさしい冷房の適温は28℃だといわれています。
「実は私も冷え性で低体温でした」(健康ライター・へるす姉さん)
私が冷えを実感するようになったのは20代前半。それから数年、冷え症に悩みました。
体温はいつ測っても35.6℃くらい(これは子どもの頃からずっとでした)。
冬の夜は骨まで冷えているのでは?と思うほど寒く、一度体が冷えるといくら暖房などで温めても無理。ガクガク震えてなかなか眠れませんでした。膀胱炎も多発していました。
だから真夏でもいつも長袖(職場のエアコン、効かせ過ぎなのじゃ〜)。
冷えたときによく効いたのは、皮をむいたニンニクのかけらをお風呂に浮かべて入るニンニク風呂でした。これを始めてから体がポカポカしやすくなったような?
今は冷えてつらいということがなく、冷房のきいた特急列車に1時間ほど乗っても平気。足裏のツボ押しも全身の血行をよくしてくれたのかも。体温は、36℃台に上がっています。
!こんな人は冷え症になりやすい!
- もともと平熱が低い
- 体脂肪が少ない(体に熱を溜め込みにくい)
- 運動習慣がない
- きつい下着やかかとの高い靴を身につけている
- ミニスカートやローライズのパンツなどで足腰が冷えやすい
- 毎日エアコンのきいたオフィスでデスクワークをしている
- 食事で摂る栄養バランスが悪い
- 夏は一晩中エアコンをつけている
- 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る
- リラックスできる時間が少ない
!こんな自覚がある人はすでに冷えている!
- 手足がすぐ冷たくなる
- 手足がしびれる(またはかじかむ)ことがある
- しもやけができやすい
- あかぎれができやすい
- 肩が冷えやすい
- 肩が痛むことがある
- トイレが近い
- 生理通がひどい
- 夜中に何度もトイレに行く
- 風邪をひきやすい
●冷えからくる体調不良
- 手足や腰が冷える
- 頭痛や肩こりがしやすい
- なんとなく体がだるい
- 顔色が悪い
- 冷えてなかなか眠れない
- 肌が荒れる
- 体がむくむ
- 夏ばてしやすい
- 膀胱炎になりやすい
- 子宮内膜症や子宮筋腫、生理不順などになりやすい
冷えが慢性化すると、治すにはとても時間がかかります。
体に冷えを溜めこまないよう、日ごろから運動や半身浴で適度な汗をかきましょう!
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