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037 2004年1月5日発行
冬の体内リズム
新年あけましておめでとうございます。
皆さんはどこでどんなお正月を過ごしましたか?
気持ちも新たに元気よくスタートを切りたいものですが新年早々「眠れない」「気分が落ち込みがち」という方も
いるのではないでしょうか。
もしかすると、それは冬という季節に関係があるかもしれません。
今月は、私たちの体に備わっている「季節リズム」のお話です。
季節リズムって?
私たちの体には、睡眠と覚醒をはじめ、さまざまな生体リズムが備わっています(人間だけでなく地球上の生物
ならばみんな持っています)。
生体リズムとは、地球の公転や自転に合わせた体の生理的なリズムのこと。
そのなかで、地球の公転(1年周期)に関係したリズムが「季節リズム」です。
季節的な変化が起こるのはどうして?
季節ごとの日照時間の変化が、冬眠や産卵、渡りなどの生物反応の因子となっていると考えられています。
メス猫の発情期は、季節周期で年に3〜4回やってきますが、室内飼育が多くなると2カ月ごとに発情する猫もい
るそうです。
どんな変化が起こるの?
動植物
多くの植物は春になって芽が出、花が咲き、受粉し、実ります。
冬になると鳥は温かい土地を求めて渡り、クマなどは冬眠に入ります。
ヒト
私たち人間は照明器具の発達などにより、季節リズムには鈍感になっていますが、それでも四季に適応した
季節の体内リズムがあります。
[成長:冬<夏]
子どもは冬より夏によく成長します。夏は冬に比べて尿中に排泄されるカルシウムが少なく、骨格が冬よりも
多少早く伸長することがわかっています。
[免疫:冬<夏]
夏のほうが活発になります。血液中のリンパ球や免疫グロブリンは冬に低く、夏に高くなります。
[運動能力:秋冬<春夏]
高校生を対象に運動能力や体力テストを行ったところ、運動能力は春から夏にかけてピークになり、初冬に
は低下したという報告があります。
[食欲:春夏<秋冬]
夏は消化吸収の働きが弱くなり、食欲もなくなりがち。ところが実りの秋になると、消化管機能が亢進して食欲
も増進します。
[体脂肪:夏<冬]
女子大生の体脂肪率を一年にわたって測定したところ、「夏に低くなり、冬には高く、特に秋口の9〜10月頃に
なると急激に上昇する」という報告があります。
[基礎代謝:夏<冬]
冬のように寒いときには体温を上げる必要があるので、基礎代謝が高まります。ダイエットなどを目的とした
運動も、気温の低い場所でやったほうが効果的だといわれています。
[睡眠:夏冬<春秋]
冬には眠りが浅くなります。私たちの体は体温が低いほど深く眠れるようになっていますが、寒さで血管が収 縮すると睡眠中は体温が下がりにくく、浅い眠りになります。春になって気温が上がると血管が広がり、睡眠
中の体温が十分に下がるため、深くぐっすり眠れるようになります。
また、朝から薄暗く日照時間の短い冬はメラトニンの生成が少なくなるため、夜の快眠が得にくいという説も。
※メラトニン:脳の内部で作られる睡眠のサイクルをコントロールする神経ホルモンの一種。メラトニンの分泌
は時間や光量と関係している。
[心の状態]
ごくわずかな症例が報告されているだけですが、毎年、秋から冬にかけて気分が落ち込み、うつ状態となって
過食や過睡眠の症状が見られる「冬期うつ病(季節性感情障害)」が知られています。
冬でも気持ちよく眠るには?
[寝室の温度]
就寝前の室温は18〜20℃、眠っているときは13℃くらいが理想的。寝る前に暖房で温め、必ず消してから寝
るようにしましょう。
エアコンをつけっぱなしで寝ると空気が異常に乾燥してしまうしガスや石油の場合は危険です。光熱費も急
上昇!
[寝室の湿度]
日本の冬は乾燥しがち。それをエアコンで温めると、さらに乾燥することに。家の中で特に乾燥しやすいのは
水まわりのない寝室です。 冬でも湿度は40〜50%を保つようにするのが理想的。
加湿器などで部屋の湿度を上げると、インフルエンザウイルスの活動を抑えることができるほか、何もしない
よりも温かく感じるという利点があります。もちろん、お肌のカサカサや静電気の防止にも効果的!
加湿器がない場合は
・洗面器などにぬるま湯をはって置く
・洗濯物や湿ったバスタオルを掛けておく
・観葉植物を寝室に置く などもお勧めです。
※こまめに換気して新鮮な空気を取り入れることも忘れずに!
[お風呂であったかリラックス]
ぬるめのお湯に長く入ると副交換神経の働きが優位になってリラックス。
アロマバス
ジュニパーのアロマオイルを天然塩などに垂らしてバスソルトに
(妊娠初期の人はジュニパーは避けてください。)
漢方風呂
陳皮(みかんの皮)20g、ヨモギの葉20g、ヨクイニン(ハトムギ)30gを煎じたものを入浴剤として。体がホカ ホカ温まります。
[気功]
寝つけないときは、気が頭の上の方に上がりっぱなしになっていることがあるので、これを下げます。
@布団に横になったまま、両手・両足の力を抜く。一旦力を入れてからパッと抜くようにするとよい。
Aゆっくりと6つ数えながら息を吸い、3つくらい息を止め、7つ数えながら口から息をスーッと吐く。
これを繰り返す。
B両手を頭の上から肩、腰、足の方に向けて徐々に下ろしていく。頭や体が軽く感じられるようになるまで、
しばらくこの動作を繰り返す。腕がだるくなったらやめてもOK。
※より具体的に気功を学びたい方は、オルターライフ・アカデミーの通信講座で、「健康気功教室」がオススメ
です。
お正月休みの時差ボケ解消法は?
海外旅行や不規則な生活でライフサイクルが乱れてしまったら…
・早起きして、太陽の光を十分に浴びる。
・食事や就寝の時間を規則正しく。
・夕方に軽い運動する。
 
ふだん忙しい毎日を送っているからこそ、食べて飲んでゴロゴロするのが楽しいお正月休み。
家族や友達と楽しく過ごせば気分もリフレッシュ。
ただし、体重と体脂肪の管理だけはお忘れなく! |
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